第4回アジア太平洋ジオパークネットワークシンポジウム
第4回アジア太平洋ジオパークネットワークシンポジウムが、今年は日本、山陰海岸(兵庫・鳥取)で5日間にわたって開催され、私もプロ通訳の方のアシスタントとして数日間お手伝いしてきました。
各国から600名以上集まり、各国の方々をはじめ、日本各地でジオパークや観光(ジオツーリズム)に携わる方々や、普段お目にかかる機会の少ない、あらゆる道の専門家や学者の皆様方と お話ししたり、セッションを傍聴したり、隠岐のスタッフの皆さんと語るうちに、私の中ではっきり見えたことがあります。 言葉で説明するのは難しいですが、今後しっかりと形にしていきたいと思います。 ひとつはっきり言葉にできるのは、ジオパークとは地質学だけではない、ということです。 地質が恵まれ、どれほど詳しく説明できる人達がいても、地域や社会とのコミュニケーションなしでは成り立たないということ。 お手伝いに行ったというよりは本当に多くの事を学び、吸収させていただきました。
隠岐の島は2年前に世界ジオパークに認定され、それに関わるスタッフの皆さんや島の皆の協力によって少しずつ国内外の皆さんに、以前にも増して、より興味を持ってもらえるようになってきたと思います。
海外からのお客様を誘致する事に力を入れるのもとても大切ですが、それと同じぐらい 海外からの観光客の方々がスムーズに安全に過ごせ、この美しい島を楽しんでくれるよう 私達一人一人の意識がおもてなしの心に到達することが大切なのではないかと思います。